東京急行電鉄(株)は25日、同日開催の取締役会において、同社100%出資の子会社である東急ワイ・エム・エムプロパティーズ(株)(横浜市西区、取締役社長:下永田 祥氏)を2003年2月1日付けで同社に吸収合併することを決議したと発表。
東急ワイ・エム・エムプロパティーズは、横浜みなとみらい21地区で共同事業により、複合施設「クイーンズスクエア横浜」を共有して不動産賃貸事業を営むとともに、同施設商業部分で専門店街[アット!]を運営してきた会社。今回の吸収合併により、経営資源の集中と営業力の強化、運営の効率化を図る。
合併方式は、同社を存続会社とする吸収合併方式をとり、東急ワイ・エム・エムプロパティーズは解散。商法413条の3に基づく簡易合併方式により、商法408条第1項に定める株主総会の承認は得ずに合併を行なう。
合併後の状況については、合併による同社単体業績への影響は軽微であり、連結子会社との合併のため、売上高、経常利益に変動はなく、資本金合併による資本金の増加もないとしている。なお、総資産合併により約330億円の増加が見込まれるが、合併に際しての受け入れ資産価額と東急ワイ・エム・エムプロパティーズ帳簿価額の差額につき、2002年9月中間期(連結)において固定資産評価損153億円を計上する見込み。