(社)住宅生産団体連合会は29日、会員会社の支店・営業所・展示場等の営業責任者を対象に3ヵ月ごとに実施しているアンケート調査について、「2002年度第3回住宅市場の業況感(対前四半期の実績及び見通し)」の結果を発表した。
同調査によると、戸建注文住宅の今期(7~9月)受注実績指数は、前期(4~6月)に比べ総受注棟数はプラス(+9)となったものの、金額は▲4となり引き続き減少。地域別では、東北(▲10)、中国・四国(▲17)、九州(▲7)でマイナスとなったものの、北海道(+16)、関東(+23)、近畿(+24)で大幅にプラスとなり、全体としてプラスとなった。
なお来期(10~12月)は、今期に比べ総受注棟数(▲4)・金額(▲8)ともにマイナスとなる見通し。
低層賃貸住宅の今期受注実績は、総受注戸数(▲11)・金額(▲17)ともに前期比マイナス。地域別には、総受注戸数について、東北(+20)および中部(+11)がプラスとなったものの、関東(▲21)、中国・四国(▲31)、九州(▲28)のマイナスが大きく、全体でマイナスとなった。
来期の見通しは、今期に比べ総受注戸数(+18)・金額(+17)ともにプラスに転じるとの予想で、地域別にも全地域でプラスまたはプラスマイナスゼロとなる見込み。