パナホーム(株)は30日、「2003年3月期 中間決算短信」を発表した。
当期(2002年4月1日~9月30日)単体業績の売上高は683億3,400万円(前年同期比▲12.2%)、営業利益は▲7億3,500万円、経常利益は▲5億8,200万円、当期純利益は▲36億3,300万円であった。
当期連結業績(対象38社)の売上高は1,212億9,300万円(前年同期比▲5.3%)、営業利益は▲48億500万円、経常利益は▲50億800万円、当期純利益は▲88億9,400万円となった。
同社では当期、連結について、コスト構造改革、コーポレートガバナンス改革、事業構造改革などの経営構造改革や、戸建住宅事業における新商品の発売、賃貸住宅事業におけるシニア向け賃貸住宅事業など新しい住宅ビジネスへの取り組み、リフォーム事業における体制の整備などを行なってきた。しかしながら、実施効果が業績に貢献するにはおよばず、徹底したコスト削減も住宅システム部材の売上げ減少を補いきれなかったため、当期業績において損失を計上することとなったとしている。
なお通期の見通しについては、信頼度ナンバー1企業となることをめざし、同社グループの経営資源の最適配分や松下グループの経営資源の活用などにより、単体業績で売上高1,960億円、経常利益▲35億円、純利益▲62億円、連結業績で売上高2,500億円、経常利益▲50億円、純利益▲112億円を見込むとしている。