東急リバブル(株)は11日、「2003年3月期中間決算短信(単体・連結)」を発表した。
当期単体業績の売上高は172億7,300万円(前年同期比16.1%増)、営業利益は6億1,400万円(同▲21.3%)、経常利益は6億1,000万円(同▲22.5%)、当期純利益は2億円(同▲48.7%)となった。
当期連結業績(対象9社)の売上高は177億2,600万円(前年同期比16.5%増)、営業利益は6億円(同▲14.6%)、経常利益は6億400万円(同▲15.3%)、当期純利益は1億9,000万円(同▲39.5%)となった。
当期経営成績について同社では、都心部のマンション取引価格の下降が続く中、これに伴う収入減をカバーするためにリテール部分で取引件数の増加を図るとともに、ホール部分では不良債権処理等のニーズに応えるなど、収益力の強化に努めた結果、前年同期比16.5%増の収益を計上するにいたったとしている。しかしながら、買取再販原価の増加や、過年度出向者退職金精算金などの特別損失のため、減益となった。
なお、通期の見通しについては、2002年10月1日付けで東京・横浜で5店舗を新規開設するなど、主力の仲介業における営業ネットワークの拡充による収益拡大を図り、また販売委託業においては受託開発機能の強化およびきめ細かなセールスプロモーションをめざしていく方針で、売上高387億円(前年同期比14.7%増)、経常利益33億2,000万円(同4.7%増)、当期純利益13億円(同▲0.1%)を見込むとしている。