(株)サンケイビルは15日、「2003年3月期中間決算短信(単体・連結)」を発表した。
当期単体業績の売上高は61億7,500万円(前年同期比1.7%増)、営業利益は13億4,200万円(同2.7%増)、経常利益は9億8,600万円(同10.4%増)、当期純利益は5億3,400万円(同59.9%増)となった。
当期連結業績(対象6社)の売上高は93億6,000万円(前年同期比▲5.2%)、営業利益は14億800万円(同0.4%増)、経常利益は10億5,000万円(同6.4%増)、当期純利益は5億5,500万円(同60.8%増)となった。
当期は、グループ主力である不動産賃貸業において、オフィス需要の減少による稼働率の低下や賃料水準の弱含み傾向により前期比5.2%の減少となったものの、損益面では徹底的なコスト削減効果および支払利息の減少、前中間連結会計期間に計上した投資有価証券評価損2億2,310万円の減少などにより、前期比60.8%と大幅な増益となった。
なお、通期については、10月にグランドオープンを迎えた東京サンケイビルを不動産賃貸事業の最重要拠点に、入居テナントおよび来館者の満足度向上に努め、今後予想される供給床面積の拡大による需要の分散に対応。またグループ各社において、原価低減策を一層徹底するとともに、機能的な組織運営により収益拡大をめざすとしており、売上高124億円、経常利益15億5,000万円、当期純利益8億円を見込む。