不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は20日、首都圏における10月の賃貸物件の市場動向を発表した。
同社への賃貸物件登録数は、居住用が50,488件(前年同月比8.3%増)で17ヵ月連続のプラス、事業用も7,817件(同0.1%増)と僅かながらも前年同月を上回り、3ヵ月ぶりにプラスを示した。
1平方メートルあたり登録賃料の首都圏平均は、マンションが2,550円(前月比0.8%上昇、前年同月比4.5%上昇)、アパートは2,040円(同1.0%上昇、同1.0%上昇)となった。
1戸あたり登録賃料の首都圏平均では、マンションが11.02万円(前月比▲1.7%、前年同月比1.1%上昇)、アパートが6.71万円(同▲0.4%、同▲0.6%)となった。
居住用賃貸物件成約数は12,514件(前年同月比▲3.7%)で、3ヵ月ぶりに減少を示した。とはいえ埼玉県、東京都は依然として好調が続いており、埼玉県では成約物件の25%がさいたま市に所在、またファミリー需要が強く、50平方メートル以上の物件が4割を占める結果となった。
また、1平方メートルあたり成約賃料の首都圏平均は、マンションが2,520円(前年同月比変動なし)、アパートは2,090円(同0.5%上昇)。1戸あたり成約賃料の首都圏平均では、マンションが10.30万円(同▲0.1%)、アパートは6.78万円(同▲0.1%)となった。