(株)セザールは29日、「2003年3月期中間決算短信(単体・連結)」を発表した。
当期単体業績の売上高は230億4,400万円(前年同期比16.2%増)、営業利益は5,800万円(同▲91.9%)、経常利益は▲3億6,200万円、当期純利益は▲4億8,900万円となった。
当期連結業績(対象3社)の売上高は364億5,500万円(同85.3%増)、営業利益は17億8,900万円(同278.5%増)、経常利益は11億7,900万円(同2,245.3%増)、当期純利益は5億4,000万円となった。
今期業績について同社では、第一次取得者層をメインターゲットに各種付加価値の高い物件の販売を行なったこと、またグループ会社を完全子会社化したことなどにより、前年同期の2,200万円の損失から一転、黒字を計上したものとしている。事業別にみると、不動産販売事業では売上高346億5,100万円(前年同期比82.4%増)、営業利益15億2,500万円(前年同期比20.5倍)を計上。また、賃貸事業収入については、固定資産の流動化による賃貸用資産減少の影響で減少しているが、管理会社ジャパンコミュニティ(株)を当中間期から連結したことで、ホテル部門およびマンション管理部門の損益が含まれている。
なお、通期業績予想は、売上高670億円、経常利益23億円、当期純利益16億円を見込んでいる。