東京都は3日、分譲マンションの長寿命化および中古流通活性化の推進策として、「東京都優良マンション登録表示制度」を創設すると発表。
同制度は、管理組合等からの申請に基づき新築および中古マンションを1棟ごとに、書類審査と現況調査によって水準を認定し、広く情報公開をするもの。特徴は、消費者が情報を得にくい壁や柱、梁、廊下などの共用部分の性能、管理の良否を判断することができるようになる点。なお、適切な維持管理を主眼にしているため、有効期限を定めることから、更新していくことが必要になる。
申請費用は、書類審査だけで済む場合は15,000円程度、現況調査も必要な場合は、面積、規模によるが50,000円程度から。認定および登録機関には、(財)東京都防災・建築まちづくりセンターがあたり、2003年4月のスタートを予定している。