コンパニオンアニマルリサーチ(CAIRC)は、集合住宅とペットに関する相談を受け付ける「第2回電話相談『集合住宅とペット』110番」を11月15・16日に実施。4日にその相談内容等について発表した。
同催しは、集合住宅でのペット飼育に関するさまざまな相談をフリーダイヤルで受け付け、法律家や弁護士、獣医師、マンション管理関係者といった各分野の専門家が無料相談に応じるというもの。後援は、集合住宅における動物飼育を考える協議会、および、(社)日本獣医師会。昨年に引き続き2回目の開催となった今回は、全国から62件の相談が寄せられた。
今回の相談者の居住地域別割合は、首都圏が40%と昨年より10%以上減少した一方、首都圏以外の相談者は増加。中でも大阪府では10ポイント増の15%と顕著な伸びが見られるなど、集合住宅とペットの問題への関心が全国に広がっていることが分析される結果となった。
また、相談内容を項目ごとに分類すると、「管理規約について」が29%(昨年度25%)と最も多く、次いで「その他」が16%(同24%)、「しつけについて」、「飼育マナー」がともに13%(同11%、14%)、「ペット飼育禁止集合住宅でペット飼育者がいて問題となっている」が10%(同14%)となった。昨年度に比べ、管理規約や飼育マナーに関する相談が増えており、またトイレのしつけなど飼育マナーでのアドバイスを求める人が多く見られるなど、よりよいコミュニティづくりをめざしたいという人が増えてきているものと思われる。