不動産ニュース / 開発・分譲

2002/12/13

大成建設、新型制振ダンパーを開発

 大成建設(株) は12日、弾塑性ダンパーと粘弾性ダンパーを組み合わせて一体化した新型の制振ダンパー「ハイブリッドブレースダンパー」を開発したと発表。

 同装置は、鋼材が弾性限界以上に変形する際のエネルギー吸収を利用した「弾塑性ダンパー」および、粘弾性ゴムと鋼板をサンドイッチ状に積層し、ゴムの変形による粘性減衰を利用した「粘弾性ダンパー」を複合させたもの。
 これにより、強風時などの居住性をそこなう小さな揺れから、大地震時などの構造安全性を左右するような大きな揺れにいたるまで、さまざまな揺れを効果的に低減することが可能となった。また、一体化したことにより設置箇所が少なくてすむこと、小型・高性能なので低コストで維持管理が不要なことが特徴となっている。
 同社では、同装置を現在工事中の「東洋テクニカ日本橋別館(9階建て)改築工事」に設置、風による揺れを2分の1に低減する見込みで、今後も、現在計画中の超高層ビルへの適用を予定するとともに、高付加価値制振技術として積極的に提案していくとしている。

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