不動産ニュース / 開発・分譲

2003/1/16

エクセルホーム、社名変更し「住宅のSFC事業」を開始

「ジャパンホーム」ロゴマーク
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 住宅フランチャイズチェーン(以下、FC)の(株)エクセルホーム(東京都港区、社長:皆木久一氏)は16日、従来のFCの概念を破る、スーパーフランチャイズチェーン(以下、SFC)事業を今春から開始すると発表。また、この事業の拡大に伴い、12月30日付けで社名をジャパンホーム(株)(代表取締役会長:仙波照雄氏〔元住友林業(株)常務取締役〕、代表取締役社長:皆木久一氏〔元(株)ユニバーサルホーム常務取締役〕)と変更するとともに、資本金を5割増資し9,800万円(2003年2月末日)とすることを、併せて発表した。

 SFCシステムは、同社がエクセルホームの設立(2002年9月)当時から、ハウスメーカーの対抗軸となるべく検討してきたもので、従来の住宅FCではなしえなかった新しいサービスをFC加盟店およびユーザーに提供するというもの。
 従来のFC加盟店の不満に多くあがっていた「本部のみが儲かる仕組み」を撤廃し、加盟店オーナーに対するストックオプションの付与、経営会議への参画、オーナー代表による社外取締役制度などを新しく設け、本部と加盟店との運命共同体を具現化している。また、FC加盟金は350万円と低めの設定。固定ロイヤリティを薄く、変動ロイヤリティを厚くするなど、ロイヤリティについても透明かつ合理的な金額とした。その他、加盟方法を従来型の販売工事コースの他に、投資オーナー・販売専業・工事専業と全部で4つのコースを新しく設け、加盟者の幅を広げている。
 同社がFCに提供する商品は、良質な資産を残すことを目的とした、欧米並みの長寿命住宅「100年5世代住宅」。同商品では、スケルトン&インフィル方式を導入し、省資源、省廃棄かつローコストの立て替えを可能とした。また、重量木造ラーメン構法を用いることにより、大開口のスケルトンが確保できることで、デザイン・設計にも幅が生まれ、持ち主や家族構成の変化にも柔軟に対応できる。
 さらに、建物の長期利用に伴う定期的な補修、メンテナンス制度も充実。「100年住宅リエンジニアシステム」と銘打ちSFC事業の継続性を保障することにより、築10年以降も、有償にて5年毎の定期巡回を100年間継続するロングサポート体制を整えている。
 同社では、同事業を今春より首都圏からスタート、徐々に全国に展開していく方針。記者発表で同社の代表取締役社長の皆木久一氏は、「お客さまとの一生の付き合いは、地元に根を張る伝統的工務店営業の原点。社員の出入りの激しいハウスメーカーにはできない芸当であり、これこそFCシステムであると思う」と述べ、5年後には住宅FCのナンバーワンをめざすという事業目標を明らかにした。

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