不動産ニュース / 調査・統計データ

2003/1/29

アットホーム、12月の売物件市場動向(首都圏)を発表

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は29日、同社のネットワークにおける首都圏の2002年12月分「売物件」について、物件登録数、登録価格、成約数、成約価格を明らかにした。

 これによると物件登録数は、中古マンションが1,408件(前年同月比0.6%増)で2ヵ月連続のプラス。居住用土地は2,340件(同▲7.1%)で5ヵ月連続のマイナスとなったが、新築戸建ては5,456件(同13.2%増)で8ヵ月ぶりにプラスに転じた。中古戸建ては1,044件(同▲17.4%)で18ヵ月連続のマイナス。
 首都圏平均の登録価格は、中古マンションは1平方メートルあたり34.17万円(前年同月比3.7%上昇)、また1戸あたりでも2,135万円(同8.3%上昇)といずれも2ヵ月連続のプラスとなった。しかしながら、居住用土地は1平方メートルあたり19.71万円(同▲7.8%)、新築戸建てでも1戸あたり3,741万円(同▲8.0%)と大幅なマイナスとなり、新築戸建てに至っては、8ヵ月連続で過去最低を記録した。なお、前月過去最低を記録した中古戸建て住宅は3,614万円(同1.8%上昇)で3ヵ月ぶりにプラスに転じた。
 首都圏平均の物件成約数は、中古マンションは596件(前年同月比▲7.7%)で3ヵ月ぶりにマイナスを示した。しかし、1,000万円未満の物件の成約数は前年同月比7ヵ月連続増と依然として好調を示し、成約全体に占める割合も22.3%と11ヵ月連続で2割超となっている。また、東京23区の物件の成約が25ヵ月ぶりに4割を超え、回復の兆しが伺える結果となった。また、新築戸建ては1,116件で、前年同月比▲5.3%となり29ヵ月ぶりにマイナスを示し、中古戸建てについても401件、同▲23.9%と再びマイナスとなった。
 首都圏平均の成約価格は、中古マンションは1平方メートルあたり32.18万円(前年同月比7.4%上昇)、1戸あたりでは1,949万円(同13.8%上昇)で、いずれも6ヵ月連続の上昇。新築戸建ては1戸あたり3,801万円(同▲4.8%)で24ヵ月連続のマイナス、中古戸建てでも1戸あたり2,756万円(同▲1.3%)と3ヵ月ぶりのマイナスとなった。

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