三井ホーム(株)は24日、2002年11月5日の中間決算発表時に公表した2003年3月期の業績予想を修正した。
今回発表した2003年3月期単体業績予想は、売上高1,550億円(前回発表予想1,580億円)、経常利益10億円(同9億円)、当期純利益▲17億円(同1,000万円)に修正。
連結業績予想は、売上高2,270億円(前回発表予想2,330億円)、経常利益10億円(同16億円)、当期純利益▲12億円(同4億5,000万円)に修正された。
修正の要因として同社は、コストダウン・経費削減等の効果により経常利益は若干上回る見込みであり、連結子会社においてもコストダウンの効果が出てきているものの、連結では売上高の減少をカバーするにいたらず、前回発表予想を下回ったものとしている。
また、当期純利益については、経営構造改革を推進する中で、来期にグループ内の事業再編を行なうことに伴い、関係会社株式評価損および貸倒引当金繰入額約15億円の特別損失を単独決算に計上する予定で、これにより連結決算上、特別損失増加額が約6億円となる。さらに、過年度に施工した建売請負物件を中心として、調査点検および補修を行なうこととしたことにより、来期意向に発生する調査点検費用・補修費用見込み額約4億円を単独決算に特別損失として計上。これに伴い連結決算上も同額の特別損失を計上する予定となっている。
なお、今回の処理により当期純損失となるものの、株主配当金についてはすでに実施した中間配当金7円に加え、当初の予定通り期末配当金7円とし、年間配当金14円を継続する方針。