不動産ニュース / 開発・分譲

2003/3/28

ポラスグループ、ネットサービス「iサポート」システムを開発

(上)「お客さま専用ホームページ」トップページ、(下)記者発表会の様子
(上)「お客さま専用ホームページ」トップページ、(下)記者発表会の様子

 ポラスグループ・(株)中央住宅は、顧客情報を一元的に集約し、顧客・施工現場・会社をタイムリーに繋ぐ「iサポート(アイサポート)」システムを開発、記者発表会を開催した。

 「iサポート」システムは、「顧客専用ホームページ」「顧客文書管理」「工事写真管理」の3つで構成されるシステムで、それぞれの内容は次の通り。
 「顧客専用ホームページシステム」は、顧客ごとにホームページを開設し、工事の進捗状況を担当者が写真で報告。顧客が自宅や会社等のパソコンから自由に閲覧できるシステム。打ち合わせの日程調整や要望を書き込めば、担当者にメールで連絡が届く。2日以内に返信しなければ、催促メールが自動送信される仕組みだ。これまでは一人の顧客の情報を営業担当者、設計担当者、工事担当者が別々に保有していたため対応に時間がかかることもあったが、複数の担当者に同時にメールが送られてくるため、スムーズな対応が実現できる。
 「顧客文書管理システム」は、これまで営業所ごとにバラバラに管理していた契約書類や図面、打ち合わせメモをスキャナで取り込み、グループ全体の文書データベースに登録、社員が自由に閲覧できるシステムだ。
 「工事写真管理システム」は、「顧客文書管理システム」の写真版。工事担当者がデジカメで撮影した写真を文書同様データベースに登録することで品質検査がタイムリーに行なえるようになり、やり直し工事になった場合などに早急に対応できるようになった。
 以上3つのシステムを組み合わせにより、顧客情報を一元的に集約。顧客の信頼度を高めるとともに「顧客情報1件を検索する時間が平均71分から2分にまで短縮できるなど、社内業務の効率化が図れる。年間約2000万円の経費削減が見込める」(ポラスグループ)という。
 なお、「iシステム」は富士ゼロックス(株)との協力で開発したもので、最先端ネットサービスであると日経BP社主催「第7回情報システム大賞ネットビジネス賞」を受賞している。
 同社では今後、全国の中小規模のハウスメーカーに販売することも計画中という。

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