パナホーム(株)は4月3日より発売を開始した都市型3階建ての分離同居2世帯住宅「ソルビオス コア」の記者発表会を開催した。
「ソルビオス コア」は、同社創業40周年記念商品の第1弾。コンセプトは、“「分ける」から「分かり合える」こともある。2世帯住宅の発想転換”。同社では、「生活時間帯の違いからくるトラブルなど、2世帯住宅にはメリットもあるがデメリットもある。これまでの『一つ屋根の下で仲良く暮らす』というイメージからの発想の転換が求められている」との視点から、2世帯が気兼ねなく暮らせる「分離同居」を提案。テラスやパティオ、高遮音床などで親世帯と子世帯に適度な距離を持たせ、独立性・自立性を尊重するデザインとした。
「左右分離タイプ」「前後分離タイプ」「上下分離タイプ」の3タイプのバリエーションを用意し、敷地形状や面積に合わせた建築が可能。また、最小限の居住空間を組み合わせて住まいを構成する同社得意の「モジュール設計」により、都市部の限られた敷地を最大限に活用できる。
発売開始から3日間で、東京都だけで約30件の引き合いがあった。「これまで2世帯住宅というと江東区や墨田区など東京城東地区からの問い合わせが多かったが、『ソルビオス コア』は都市型3階建てということで、都全域からの問い合わせが多いのが特徴」(同社)とのこと。
構造は重量鉄骨NSラーメン構造、価格は3.3平方メートル当たり68.8万円(首都圏地区標準・本体価格消費税別)。北海道・沖縄・積雪寒冷地域を除く全国主要都市部で販売し、初年度360棟の販売をめざす。