不動産ニュース / 政策・制度

2003/5/1

国交省、「公共用地の取得における土壌汚染への対応に係る取扱指針」策定

 国土交通省は4月30日、「宅地・公共用地に関する土壌汚染対策研究会」(座長:寺尾美子東京大学大学院教授)により取りまとめられた「公共用地取得における土壌汚染への対応に関する基本的考え方(中間報告)」(4月21日発表)を踏まえ、「公共用地の取得における土壌汚染への対応に係る取扱指針」(以下、取扱指針)を策定したと発表した。

 同取扱指針は、社会資本整備に必要な公共用地の取得を担当する職員の手引きとするために策定されたもの。土壌汚染対策法第2条1項に規定する「特定有害物質」が、同法第5条第1項の環境省令に定める基準に適合しない状態を「土壌汚染がある状態」というなどの定義付けを行なうとともに、土地の利用履歴の確認や土壌汚染調査などを通じ、取得しようとする土地を類型別に整理することや、整理された土地の累計に応じて補償額の算定や土地売買契約の締結を行なうことなど、今後の公共用地取得事務の手順を示した。
 同省では今後、直轄事業については、同取扱指針に従い、土壌汚染の有無等に対応した適正かつ円滑な公共用地取得に努めるとしており、関係公団や地方公共団体の用地担当部局などにも同取扱指針を送付、活用を促すとしている。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆