三菱地所(株)とNRIデータサービス(株)は、丸の内地区の三菱地所保有ビル入居者に対して提供中の、IT環境構築・運行を代行する「ITプラグンゴーサービス」に、新たに丸紅(株)が参画したことにより、「Exchangeグループウェアのアウトソースサービス」と「サーバーベースド・コンピューティングによる配信サービス」を追加、6日より提供開始したと発表。
「ITプラグンゴーサービス」とは、三菱地所がテナントオフィス内に光ファイバー経由で、丸の内ダイレクトアクセス(株)の通信センターに直結するITコンセントを設置。LANケーブルでの接続で同センターに設置された高速インターネットやファイヤーウォール、メールサーバー等を利用できるというもの。
今回、丸紅の参画を得たことにより、同サービスのオプションとして「Exchangeグループウェアサービス」と「Office XP ASPサービス」を新たに提供開始。これにより、各テナントはITコンセントにPCをつなぐだけで、ソフトウェアをインストールすることなく、ExchangeグループウェアやOffice XPをすぐに利用することができる。またソフトウェアのアップデータ作業や端末の保守作業から解放されるとともに、コスト削減およびオフィスセキュリティの強化も可能となる。
なお、三菱地所は本サービスメニュー開始に合わせ「オフィスソリューション(OS)デスク」を設置。従来より同地区で行なってきたオフィスまわりの各種サービスの一元的な管理を行なうことを併せて発表した。同社では今後もさまざまなアウトソーシングサービスの開発・提供を行なうことにより、オフィスの商品力アップを図っていくとしている。