野村ホーム(株)は29日、外断熱の家「パオ・リーベ」の欧州デザインバージョン 「パオ・リーベEU」の発売を今月より開始したと発表した。
同商品は、2000年1月の販売開始以来、高機能・高性能を追求すべく「スウェーデン基準換気システム」や「木造軸組み剛構造」の標準採用、「SOKホームセキュリティシステム」の標準設定などを付加してきた。このたび、「こだわりの家づくり・感動のある家づくり」を提供するため、デザイン面に注力して欧州デザインバージョンを採用することとなった。
欧州デザインを選択した理由は、同商品の「何世代にも渡って、健康・快適に、地球にもやさしく暮らせる」というコンセプトが欧州の家づくりの考え方と一致すること、同社によるアンケートでも「ヨーロッパ調」を好む回答が多かったこと。
壁材にはフランスの住宅に多くみられるライムストーン(石材)を使用、さらに、日本人でありながらフランス政府公認建築家の有資格デザイナーと提携して各顧客ニーズに合わせた設計を提案していく。商品の質を落とさないため、1ヵ月の施工棟数を限定するとともに、基本プラン等の設定もせず、顧客のニーズや予算によって丁寧な家づくりをめざす。
また、併せて標準設定のセキュリティシステムに「防犯用合わせガラス」の標準設定化を発表。従来は断熱性の高いペアガラス(外側Low-Eガラス)を採用しているが、そのうち、1階のサッシのペアガラス内側を防犯合わせがラス標準としたもの。標準化とすることにより、従来品よりも25%のコストダウンを実現している。