野村不動産(株)は、大阪支店内にアフターサービス部門「野村ライフサービスセンター」を新設したと発表。6月1日より、これまでグループ会社である野村リビングサポート(株)に業務委託していた同社マンションのアフターサービス業務に関し、近畿圏内については自社内で直接実施していく。
同社ではすでに、昨年6月より首都圏でのアフターサービス業務を自社対応に切り替えており、今後近畿圏においても直接入居者の声を聞き取る体制に移行し、アフターサービス業務を管理業務と分離することで、より一層の顧客サービスを実現できるとしている。
具体的には、売り主である同社が直接聞いた顧客の声に、より確実かつ迅速に対応するとともに、寄せられた意見を商品へ反映させる。また、アフターサービスの責任は売り主、管理業務は管理会社というように、それぞれの責任の所在を明確化させ、顧客への的確な対応を推進。さらに管理会社にとっては、顧客からの業務受託と売り主からの業務受託を受けることによる誤解を解消することができ、入居者のためのマンション管理業務に特化した業務を遂行していくことが可能となる。
なお、新設した野村ライフサービスセンターは、施工監理部門、品質管理部門と密接な連携により施工段階での精度向上・品質向上と合わせてアフターサービスへの対応強化を図っていく方針。