全国賃貸管理ビジネス協会は11日、「賃貸管理業の大転換期における経営戦略」と題し、全管協シンポジウム記念講演会および定期総会、ならびに分科会を開催した。また同時にブース展示やブース出展企業によるセミナーも執り行なわれた。
記念講演の講師に迎えられたソフトバンク(株)代表取締役社長孫正義氏は、ブロードバンド普及率が世界一のびているソフトバンク社の経緯にふれながら、「新しい事業を始めるときは何もなく簡単ではないが、少しの工夫と新しい技術でいかにお客様を喜ばせていくかという熱い思いがあれば何とかなる」と、転換期の不動産賃貸管理業の現状を鑑み熱く語った。
定期総会では高橋誠一全管協会長が、話題のスポットに触れながら「業界は50%が倒産する大変遷期。時代が変わりゆく姿を自分の目で確かめてほしい」と挨拶。平成15年度事業計画案承認や役員選出等が行なわれた。また全国の同協会会員が参加する分科会が「客付け編」、「滞納・回収編」等8つに分かれ行なわれた。
同協会は平成3年に18社で創設され、457社が会員となった今年で12年目。今期は業界が大変換期を迎える飛躍の期と位置付け、ネットワークの拡充等諸活動を積極的に推進していく予定とのこと。