プレミア投資法人(PIC)は16日、不動産投資信託(REIT)のための不動産投資物件として、「ビュロー紀尾井町」(東京都千代田区)の不動産信託受益権を同日取得すると発表した。
同社では、東京都心5区におけるレジデンスへの投資比率の向上とポートフォリオ全体の運用バランスの充実を目的とし、同物件の取得を決定。取得価格は18億4,000万円で、(株)スペース・デザイン(東京都千代田区、代表者:棚橋紀元氏)から取得する。
同物件は、2002年11月竣工、鉄筋コンクリート造陸屋根11階建ての共同住宅で土地面積は306.73平方メートル。短期間の都心滞在ニーズに対応する、家具・サービス付きのマンスリー・アパートメントとして利用、運営されている。地下鉄各線の麹町・永田町・赤坂見附・半蔵門駅に近い交通利便性を有し、商業・業務集積率の高い通称「プリンス通り」沿いの好立地。売り主であるスペース・デザインを賃借人とする10年間の定期建物賃貸借契約を締結する予定となっている。同契約による収支見込みは、純収益で年間1億2,300万円。
なお、不動産信託受益権譲渡契約に基づく譲渡の実行は、7月1日の予定。