プレミア投資法人(PIC)は19日、「2003年4月期決算短信」を発表した。
当期(2002年5月2日~2003年4月30日)の運用状況は、営業収益28億5,800万円、営業利益14億4,100万円、経常利益11億8,400万円、当期純利益11億8,200万円となった。1口当たり分配金は19,910円、分配金総額は11億8,200万円、配当性向は99.9%。
同投資法人は、当期に「フジビル37」および「サンパレス南麻布」、「パークアクシス四谷ステージ」など、オフィスビル8棟、レジデンス(住宅)3棟の合計11物件を取得(取得価格の合計:461億1,100万円)。その結果、同投資法人の保有する資産はオフィスビル9棟、レジデンス4棟の合計13棟、取得価格の総額は490億2,100万円、総賃貸可能面積64,900.91平方メートル、テナント総数28となった。当期末時点での稼働率は94.6%となり、引き続き高い水準を維持している。
次期については、営業収益23億7,000万円、経常利益8億4,400万円、当期純利益8億4,400万円、1口当たり分配金14,200円を見込んでおり、すでに「キャビンアリーナ南青山」(東京都港区)および「ビュロー紀尾井町」(東京都千代田区)の2物件の追加取得が決定している。
なお併せて同日、役員会において「ビュロー紀尾井町」購入のための資金借入を行なうことを決議したと発表。
借入先は中央三井信託銀行(株)で、借入金額は18億円。利率は変動金利型とし、3ヵ月ものTIBORレート+1.40%(3ヵ月ごとに見直し)。2002年9月10日または同月11日に取得した11物件にかかる不動産信託受益権に設定した第3順位質権を担保に、7月1日に借入を行なう予定となっている。返済期日は2004年7月1日、期限一括返済の予定。