パナホーム(株)は2日、同社や松下グループの省エネ先進技術を結集させたエコライフ住宅「EL SOLANA(エルソラーナ)」の発売を開始した。
同商品は「人と地球にやさしい」をコンセプトに、太陽エネルギーや自然力を活用するだけでなく、エネルギー消費を最小限に低減するさまざまな設備・仕様を採用。切妻屋根はもちろん、寄棟屋根などあらゆる屋根形状に対応できる「ソーラー発電」を用い、「IHクッキングヒーター」や電気温水器「エコキュート」等を装備したオール電化仕様とした。
また次世代省エネルギー基準をクリアする高断熱仕様を採用するとともに、冷暖房費の節約にも貢献する機械・自然換気併用の換気システムを採用。これにより光熱費を従来に比較して約72%、年間166,800円低減できるとしている(都市ガス+電気料金を月額平均20,000円利用の大阪府内に建築した世帯。関西電力「はぴeプラン」契約の電気料金に基づく同社試算)。
プランは「スローライフ」を具現化すべく、ワイドなオープン空間としたLDKにセンターダイニングを設置。リビング・ダイニングの一角には土間空間(インナーテラス)を提案するほか、住む人の感性によって建物のシルエットや外壁の仕上げや色柄、屋根、サッシ、ドア等をトータルコーディネートできるフリーデザイン住宅となっている。
販売地域は北海道・沖縄・積雪寒冷地域を除く全国。フリープランの参考価格は140.48平方メートル(42.5坪)で2,543万円(標準本体価格、消費税別)。初年度1,200棟の販売をめざす。