不動産ニュース / 開発・分譲

2003/7/17

ミラクルスリーコーポ、空中権を利用した「三次元区画整理法」を本格展開

 (株)ミラクル スリー コーポレーション(奈良県大和郡山市、代表取締役:粉川憲史氏)は、空中権を利用した同社の特許申請商品「三次元区画整理法」を、本格的に営業展開していく。

 同社では、既存住宅の回りに鉄筋用の基礎を造り工事を行なうことで、居住者が住んでいるままの状態で増改築等を行なうことのできる工法「ミラクル3構法」をはじめ、さまざまな技術や構法を開発、特許を出願している。
 「三次元区画整理法」は、同社の「ミラクル3構法」を発展させたもので、建物の容積率が接道の道路幅により決まるという点に着目し、開発されたもの。その区画で一番広い道路に面する一番高いビルに、狭い道路にのみ面する低いビルの一部を接合させることで、法的に一体となったビルという認定を利用。低いビルも広い道路の恩恵を受け、高い方のビルに高さを合わせることができるため、テナントビルとして利益率を上げることも可能となる。
 この方法によると、従来平面的にしか行なわれることのなかった区画整理を3次元で考えることが可能となり、空中権の活用を含め、未利用都市空間を有効に活用できる。また、最低2名のオーナーの承諾を得られれば事業を進めることができるため、反対者がいても実現が可能であるとともに、事業時期のズレにも柔軟に対応が可能。
 同社では、この方法を活用することで、都市中心部にある法律的に活用不可の無形資産が創造資産となり、これを運用することで不良資産化している物件を再生することができるとしており、今後、不動産仲介業者や経営・建設および不動産コンサルタント、不動産オーナー等に対し、本格的に営業を進めていく考え。

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