不動産ニュース / その他

2003/7/29

セキスイエクステリア、「ヒートアイランド対策事業」本格化へ

公園の敷地に使用された『保水ペイバー(ブロックタイプ)』
公園の敷地に使用された『保水ペイバー(ブロックタイプ)』

 積水化学工業(株)の100%子会社のセキスイエクステリア(株)(東京都新宿区、社長:町田篤實氏)は29日、保水性セラミック建材『エコテリア・保水ペイバー(以下、保水ペイバー)』と『屋上緑化』を基軸とした「都市のヒートアイランド対策事業」を本格化していくと発表した。

 今回の事業の要となる『保水ペイバー』は、短時間で水を吸い込み、それを保持することができるセラミック建材。この建材を地面やバルコニーに敷き詰めることで、建材の気孔内に保持された雨水や夜露が、晴れた日にゆっくりと蒸発し、その気化熱により温度を引き下げる効果がある。主に地面や歩道に使用する厚さ5cmの「ブロックタイプ」と、屋上やバルコニーに使用する厚さ2cmの「タイルタイプ」があり、幅広い用途を持つ。同社では、『保水ペイバー』のテストマーケティングを2001年より実施してきたが、性能の高さが評価され、用途が拡大したことにより販売を本格化。北海道、沖縄を除く全国で販売する。販売価格は1平方メートルあたり8,500円(舗装用ブロック材、関東圏標準価格)。
 一方、植物が持つ蒸散・蒸発による気化熱吸収機能や、光合成による二酸化炭素軽減効果などで注目されている『屋上緑化』事業では、課題とされている「維持管理の大変さ」と「小さな建物での対応の遅れ」をクリアすべく、同社のエクステリア&ガーデン デザイナーショップ『ザ・シーズン』において、維持管理業務を強化することで小さな物件にも対応。また、『保水ペイバー』を組み合わせることで、蒸散・蒸発機能を保ちつつも維持管理が簡単になることから、同社独自の提案として進めていく。
 同事業の売上目標は、2008年をめどに『保水ペイバー』部門で20億円、『屋上緑化』部門で10億円、計30億円を計画。

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