三井ホーム(株)は1日、2002年度のグループ全体での環境活動の進捗状況をまとめた「環境報告書 2003年」を発行した。
同報告書は、2002年4月から2003年3月までの1年間に、同社本社および主要営業拠点、FC会社で取り組んだ環境活動についてまとめたもの。
これによると、新築・解体で発生する木くず・コンクリートについて、分別排出の精度を高めた結果、いずれも約80~90%のリサイクル率となった。また、石膏ボードメーカーへの直接持ち込みをはじめ、各リサイクル施設への持ち込みにより、新築現場から排出される石膏ボードのリサイクル率は87%。新築系廃棄物の現場排出量は昨年度比5%の削減、年間1棟あたりの二酸化炭素発生量についても3.4%の削減となった。
なお、2003年度の主な目標として、新築系廃棄物処理処分量を2003年度はさらに5%削減することや、省エネルギー効率について2010年度に1999年度比15%の向上をめざすことなどをあげており、環境活動に関する社内教育の強化等に引き続き取り組んでいくとしている。