不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は28日、同社のネットワークにおける首都圏の2003年7月の「売物件」について、物件登録数、登録価格、成約数、成約価格を明らかにした。
これによると物件登録数は、中古マンションが2,214件(前年同月比19.9%増)で3ヵ月連続のプラスとなったが、居住用土地は3,266件(同▲12.7%)で12ヵ月連続のマイナス。また新築戸建ては7,667件(同45.8%増)で8ヵ月連続でプラスとなった一方、中古戸建ては1,704件(同▲3.9%)と2ヵ月連続のマイナスであった。
首都圏平均の登録価格は、中古マンションは1平方メートル当たり35.39万円(前年同月比4.9%上昇)と9ヵ月連続のプラス、1戸当たりでも2,224万円(同7.9%上昇)3ヵ月連続のプラスであった。一方、居住用土地は1平方メートル当たり17.97万円(同▲10.2%)と大幅に下落、新築戸建ては1戸当たり3,594万円(同▲7.1%)で31ヵ月連続のマイナス、中古戸建てについても3,307万円(同▲1.2%)と7ヵ月連続のマイナスとなった。
首都圏平均の物件成約数は、中古マンションは740件(前年同月比19.2%増)で2ヵ月連続のプラス。特に千葉県では、同46.9%増と大幅な増加を見せた。また、新築戸建ては1,758件(前年同月比32.9%増)と3ヵ月連続のプラスとなったが、中古戸建ては555件(同▲4.1%)と2ヵ月連続のマイナスとなっている。
首都圏平均の成約価格は、中古マンションは1平方メートルあたり32.17万円(前年同月比0.5%上昇)、1戸あたりでは1,954万円(同2.5%上昇)で、いずれも13ヵ月連続のプラス。新築戸建ては1戸あたり3,612万円(同▲4.0%)で4ヵ月連続でのマイナス、中古戸建てについても1戸あたり2,740万円(同▲1.3%)となり、2ヵ月連続のマイナスとなった。