不動産ニュース / その他

2003/9/26

クインランド、「建築プロデュース」事業をIT化

 IT時代のマーケティングを独自の理論とノウハウで提案しているエージェント会社の(株)クインランド(神戸市東灘区、代表取締役社長:吉村一哉氏)は24日、不動産事業に本格参入するとともに、「建築プロデュース」事業の大幅なIT化を図ると発表した。
 
 「建築プロデュース」事業とは、一人ひとりの顧客(施主)にとって最も適切な家を造り上げるために、顧客自身が設計を担当する建築家や施工を担当する施工業者さらに建築資材までを自由に選べる仕組みを提供するというもの。同社が仲介役に入ることで、顧客は自分流の家をスムーズに作り上げることができる。
 今回この事業に、同社が得意とする「デジタルエージェントマーケティング技術」を全面的に導入。集客力や生産性、コスト面での課題部分をサポートすることで改善を図った。
 第1弾として、大幅にリニューアルしたWebサイト(http://www.zaus-co.com/)を10月1日にオープン。同社が開発したWebシステムのNIA-MUCを使用することで可能とした、顧客の賢い買い物をサポートする「エージェント型Webサイト」の構築や、前述した「住まいの適塾」の各イベントをWeb上で体験できるストリーミング配信システムの導入、お気に入りのインテリアなどの画像を300点以上もストックできる「オンラインスクラップブック」などを10月1日より導入する。
 これらのサイト機能は施主・建築家・工務店ともに無料で利用することが可能。さらに建築家支援ツールとして、12月にはプレゼンテーション用3Dソフトウェアの販売も予定している。
 なお、同社では同事業の地元不動産会社やインテリアメーカーなどを対象にしたフランチャイズ(以下FC)展開も半年から1年後に予定している。「FCについては現在検討中だが、各県に1つは作っていきたいので50FCを目標にしています」(吉村氏)。同社では今後もマーケティングノウハウを注入していくことで3年後に3億円の売上高をめざす。

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