(財)東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)は10日、首都圏における2003年9月の不動産流通市場の動向を発表した。
これによると、中古マンションの成約件数は2,322件(前年比5.69%増)と前年比で9ヵ月連続の増加となった。新規登録物件についても8,379件(同15.43%増)と14ヵ月連続で増加。成約物件平均価格は1,978万円(同1.61%増)で前月のマイナスから再びプラス、成約物件1平方メートル当たり単価についても30.56万円(同1.20%増)と5ヵ月ぶりにプラスに転じている。
戸建住宅の成約件数は1,173件(同12.79%増)と2ヵ月連続のプラス、新規登録物件数も5,450件(同6.42%増)と7ヵ月連続のプラスであった。成約物件平均価格は3,335万円(同▲4.15%)、新規登録物件の平均価格は3,933万円(同▲5.63%)。
土地(100~200平方メートル)の成約件数は341件(同▲5.01%)で2ヵ月ぶりにマイナス、成約物件の平均価格は2,814万円(同▲7.67%)で11ヵ月連続の減少となった。なお、新規登録物件数は2,096件(同4.54%増)、平均価格は3,050万(同▲5.43%)であった。