ミサワホームホールディングス(株)は、「新中期経営計画」を策定した。
ミサワホームグループでは、本年8月に持株会社を設立し、組織・体制づくりに着手するとともに、持株会社傘下において、住宅販売子会社(ディーラー)や生産子会社などの再編を進めてきており、今般、住宅事業への経営資源の集中投下による事業競争力向上をめざし、同経営計画を策定した。
経営計画では、グループ戦略・事業戦略の企画・立案機能を持株会社であるミサワホームHDに集約し、連結経営の強化を図ること、および三大都市圏(特に関東圏)の販売強化やエリア別拡販体制の強化、リフォーム事業の拡大などが盛り込まれた。
なお、同経営計画をより確実なものとするための資本増強策として、今年度中に1,000億円の優先株の発行を予定。主力行であるUFJ銀行他に引き受けを要請していることを明らかにした。
これらにより同社は、連結ベースで2004年度に売上高4,500億円、経常利益300億円、2005年度に売上高4,600億円、経常利益350億円を見込むとしている。