三井不動産(株)は11日、マンションにおける宅配ロッカーと連動した新型レンタサイクルシステムを構築したと発表した。
同システムは、本田技研工業(株)(東京都港区、取締役社長:福井威夫氏)と宅配ロッカーの大手メーカーである(株)フルタイムシステム(東京都千代田区、代表取締役:原幸一郎)、および同社グループ会社である三井不動産住宅サービス(株)とともに構築したもの。
従来のレンタサイクルシステムの課題であった、入居者に対する24時間対応とメンテナンス体制を整備した点が特徴で、レンタサイクル貸出用のキーボックスを宅配ロッカーに組み込み、宅配ロッカーの遠隔管理システムと連動することで、管理センターでの使用状況管理や24時間対応が可能となった。さらに、メンテナンスの整備により、利用者にとって、より安心で安全性の高いシステムを実現させた。
なお第一弾として、「パークホームズ上板橋ヒルトップレジデンス」(東京都板橋区、2003年12月竣工予定)および「パークタワー東京フロント」(東京都大田区、2004年4月竣工予定)において同システムを導入。今後のプロジェクトについても、立地特性等を考慮しながら、大規模物件を中心に導入を検討していく方針。