日本リテールファンド投資法人（JRF）は5日、不動産投資信託（REIT）のための不動産投資物件として「代官山DKビル」（東京都渋谷区）の信託受益権を取得すると発表した。
JRFでは、同物件が都内でも有力なファッション地域である東急東横線「代官山」駅前至近という優れた立地にあることなどを評価し、売り主の（有）グランデ・トラストより、12億3,500万円で取得することを決定。12月10日に信託受益権売買契約を締結し、売買を実行する予定。
同物件は、1991年3月1日竣工の物件で、鉄筋コンクリート造陸屋根地下1階、地上2階建ての店舗。土地面積312.46平方メートル、延床面積622.49平方メートルで、テナントにはファッションブランドを展開するオンワードのアンテナショップなどが入居している。
なお、JRFでは、本件取得のための資金の借入を10日に実行予定。（株）東京三菱銀行、三菱信託銀行（株）、中央三井信託銀行（株）の3行から、極度ローン個別契約に基づき、総額11億1,000万円の借入を行なう。
利払い期日は2003年12月末日と2004年3月、6月、9月の各末日、および元本返済日。元本返済日は2004年12月9日の予定。
