三井不動産(株)は11日、オフィスビル「渋谷ガーデンフロント」・「渋谷ガーデンフロントアネックス」(東京都渋谷区)の共有持分売却に関し、日本ビルファンド投資法人(NBF)と合意にいたったと発表した。
同ビルは、同社と住友生命保険相互との共同事業により、2003年9月に竣工したオフィスビル。
同社では、同ビルの開発推進に関わるプロジェクトマネジメントを住友生命から受託。「ワーカーズファースト(働く人に一番の場所であること)」の理念を反映した、安全・快適で利用しやすいオフィス環境の実現に努めてきており、現在、テナントとしてトランスコスモス(株)およびその関連会社が本社として入居、満室稼働を実現している。
この結果、安定した収益を生み出すオフィスビルであるとして、NBFの意向と合致。同社が所有する同ビルの土地・建物共有持分20%相当分を、34億8,000万円でNBFに売却することで合意にいたった。
なお、2003年12月12日に契約を締結、2004年2月2日に引渡しを行なう予定。