



三井不動産(株)とオークウッドアジアパシフィック社(本社:シンガポール)による合弁会社オークウッドジャパン(株)は、日本での第2号物件となるサービスアパートメント「オークウッドレジデンス 六本木ティーキューブ」(東京都港区六本木)を2004年1月にオープンすると発表。12日、マスコミを対象とした内覧会を開催した。
サービスアパートメントとは、生活に必要な家具やフロント機能を備えた高級賃貸住宅。主に外資系企業などのエグゼグティブ向けの住宅として、東京都内でもここ数年、数が増えてきている。
「オークウッドレジデンス 六本木ティーキューブ」は、営団地下鉄「六本木一丁目」駅に直結する高層ビル「六本木ティーキューブ」(地上27階)の22階~26階に位置する。延床面積は9,493.76平方メートル。
住戸は全54戸で、60平方メートル台後半~80平方メートル台の1ベッドルームタイプを中心に、ステューディオタイプ(55平方メートル)~3ベッドルームタイプ(134平方メートル)まで。賃料は月額56万円からで、最高は3ベッドルームエグゼクティブタイプの138万円。2週間からの利用が可能。
(株)ミサワアソシエイツがインテリアのトータルコーディネートを担当しており、自然素材と人工素材をミックスした手法で、スタイリッシュな雰囲気の中にも落ち着きある空間を持たせている。居室内には食器、電化製品、家具、リネンなど生活に必要な各種調度品が揃っており、週2回のルームメイキングサービスも付いている。
共用部分のエントランスはオフィス部分と完全に分離させプライバシーに配慮。受付のある22階までは専用のシャトルエレベータが2基用意されており、入居者専用のラウンジやフィットネスを設けるなど快適性も追求した。
同社では、02年10月に第1号物件「オークウッドレジデンス 麻布十番」(東京都港区)を開業しており、90%近い稼働率を保っている。今回の第2号物件の開業により、サービスアパートメントブランドとしての認知度を更に高める見込み。オークウッド社取締役のロバート・フィリップス氏は「オークウッドレジデンス 六本木ティーキューブは世界的にみても非常に高水準。お客様やビジネスパートナーに選ばれるブランドにしたい」と語る。
三井不動産では、東京のサービスアパートメント市場を3,000戸規模と予測しており、今後も数を増やしていくとしている。