ダイア建設(株)は2003年12月26日、総額911億円の借入金の債務免除が完了したと発表。同年8月28日に(株)産業再生機構による支援が決定した「ダイア・リバイバル・プラン」に基づいて、主力行である(株)りそな銀行をはじめとする金融機関に対し、債務免除を要請していたもの。
債務免除額の内訳は、(株)りそな銀行が823億円、(株)産業再生機構が85億円、東京海上火災保険(株)が3億円。
債務免除に伴い、同社は、2004年3月期に連結および単体の損益において、911億円の債務免除益を特別利益に計上する。なお、8月28日発表時における債務免除益は927億円であったが、8月から11月までの間の担保物件の処分益等が計画を16億円上回ったことにより総額911億円となった。
また、りそな銀行による400億円のデット・エクイティ・スワップは2004年1月9日に実施する予定となっている。
なお、2004年度3月期の業績予想については、2003年11月21日発表の通り、連結で売上高1,320億円、経常利益▲46億円、当期純利益324億円とみている。