三洋電機(株)は7日、ホームネットワーク統合化技術「DarWIN」を基盤とした新しいホームネットワーク統合システムを開発、花博記念公園ハウジングガーデン(大阪市鶴見区、2004年1月10日オープン予定)内の三洋ホームズ(株)モデルハウスに導入すると発表した。
新システム「DarWIN」は、生活家電を中心とした「白もの家電系」、パソコンやデジタルTV、記録装置等の「AVC系」、「設備・センサー系」など、技術仕様の異なるさまざまな機器を統合するとともに、長寿命住宅に適応し、将来にわたって新しいサービスを提供できる環境を構築するもの。
センサー系機器からの情報に応じた各種機器の自動制御等、多様な機器連携制御に柔軟に対応できるほか、携帯電話やPDAなどのモバイル端末からも、簡単に機器を操作・制御することができる。
同社では、同システムを導入した三洋ホームズのモデルハウスを実証実験の場とし、ユーザーから得られた意見を、商品、システム、サービス面等に生かすとしており、1年後をめどに、三洋ホームズの実販住宅への導入準備を進める方針。また、同社グループ内の住設システム事業部門やソリューションビジネス部門を通じ、他の住宅メーカーやディベロッパーに対し積極的な販売活動を推進、ホームネットワーク事業の強化・推進を図っていくとしている。