大東建託(株)は5日、「2004年3月期第3四半期業績(単体・連結)」を発表した。
当期(2003年4月1日~12月31日)単体業績の売上高は2,501億5,500万円(前期比19.4%増)、営業利益は212億4,400万円(同15.4%増)、経常利益は219億8,600万円(同10.5%増)、当期純利益は125億1,600万円(同22.2%増)。
当期連結業績の売上高は2,715億2,300万円(前期比18.5%増)、営業利益は223億6,500万円(同15.8%増)、経常利益は229億2,400万円(同10.8%増)、当期純利益は126億2,200万円(同19.8%増)であった。
当期は、主力となる建設事業の完成工事高が前年比20.2%増の2,030億2,900万円を計上。通期予想(3,371億円)に対する進捗率は60.2%に留まっているが、これは春の賃貸住宅需要期に合わせた完工計画に伴うもの。また不動産事業の売上高は通期予想(768億円)に対し72.2%、その他事業の売上高は通期予想(185億円)に対し70.5%の進捗率となった。
また当期は、入居斡旋促進策として、仲介専門店の展開を強化。1月末現在で125店舗を開設しているほか、3月31日までの限定で、仲介手数料50%オフや0.5ヵ月または1ヵ月の家賃サービス(同社指定の5,500戸のみ)などの「マル得」キャンペーンを実施、空室率の低減に努めるとしている。
なお、品川駅東口に2003年3月に竣工した「品川イーストワンタワー」については、1月末現在で入居契約率が100%に達し、今年度売上高約44億円、営業利益で約7億円を見込んでいる。
通期業績予想については、おおむね計画通りに推移しており、変更はない見込み。