不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2004/2/10

三菱地所、「2004年3月期第3四半期決算」発表

 三菱地所(株)は10日、「2004年3月期第3四半期業績(単体・連結)」を発表した。

 当期(2003年4月1日~12月31日)単体業績の売上高は2,719億6,000万円、営業利益は575億9,900万円、経常利益は405億8,600万円、当期純利益は153億1,800万円。
 当期連結業績の売上高は4,749億500万円、営業利益は729億4,500万円、経常利益は524億4,800万円、当期純利益は273億4,100万円であった。

 セグメント別にみると、ビル事業では、「三菱信託銀行本店ビル」の本格稼働や、既存ビルにおける空室部分の新規貸付が進んだことによる空室率の改善、連結子会社のロックフェラーグループ社がイギリス・ロンドン市の開発物件を売却したことなどから、757億7,900万円の営業利益を計上。住宅開発事業では、「ザ・ヨコハマタワーズ タワーイースト」(神奈川県横浜市)、「高輪パークハウス コリーヌ」(東京都港区)などをはじめ、都心部を中心としたマンション販売が順調に推移。この結果、121億3,200万円の営業利益を計上した。

 また、設計監理事業では、日本テレビ放送(株)の「日本テレビタワー」(東京都港区)の設計監理業務や、「三菱信託銀行本店ビル」のメインテナントの三菱信託銀行(株)より請け負った内部造作工事の設計監理業務などを売上げたが、工事完成基準による事業の完成時期が期末に集中する傾向があるため、営業損益は7,900万円の損失となった。不動産仲介事業は、営業収益の大半を占める海外の仲介事業が期末に成約が集中することなどの理由から、営業損益は14億7,000万円の損失。ホテル事業は、上期はイラク戦争およびSARSの影響により、外国人需要の高いホテルが減収要因となったが、下期以降は改善の兆しが見られ、4億2,600万円の営業利益を計上している。

 なお、通期業績予想については、おおむね計画通りに推移しているため変更はなく、売上高6,590億円、経常利益690億円、当期純利益は300億円を見込んでいる。

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