藤和不動産(株)はこのほど、神戸市民間分譲住宅コンペ当選作品である「藤和学園都市ホームズ」(神戸市西区学園北町、販売総戸数62戸)の販売を開始した。第1期50戸の登録申込受付期間は2月14日から21日まで。
同物件が位置する研究学園都市センター地区は、建築協定が設けられるなど、緑化や周辺環境との調和が図られている地区。市営地下鉄「学園都市」駅5分圏内では、初の民間分譲マンションとなる。神戸市民間分譲住宅コンペとは、神戸研究学園都市の利便性の高い駅周辺で、良好な保育園分園と、質が高く経済性に優れ、周辺環境と調和した分譲マンションを供給するために実施されたもの。
同物件は、日本住宅性能表示基準のうち「高齢者等配慮対策等級」において「等級3」の基準をすべてクリア。同社では、これらの基準以上の良好なバリアフリー性能をめざすとともに、神戸市の住宅設計基準である「KObe Housing DEsign Standad(略称KOHDES:コーデス)」にも準じ、住戸内外ともにバリアフリーの配慮に努めていく方針。
主な特徴は、共用部分では、スロープを設置したエントランスアプローチや、高齢者や車椅子利用者に配慮した共用廊下、エレベーター、駐車場など。専有部分では、床段差を解消したフラット設計、手すり補強下地を採用した壁面、サポートハンドルを標準装備したサッシなど。
さらに、兵庫県条例にある緑化計画の考え方を発展させた屋上庭園を設置。これにより開放感や季節感が感じられるとともに、断熱効果によって夏は涼しく冬は暖かいという住戸内環境の向上や、防水層や躯体に対する熱膨張の負担軽減効果により建築材の寿命をのばす効果が期待できる。
間取りは3LDK、4LDK+ロフトで、専有面積は70.24~102.98平方メートル。全戸7.2メートル以上のワイドスパン、収納や居室面積を、より広く確保できる「キュービック設計」を採用している。予定最多価格帯は2,400万円台、竣工は2004年9月上旬、入居は同下旬を予定している。