不動産ニュース / 不動産金融・証券化

2004/3/29

PIC、投資物件に「(仮称)三田慶大前レジデンス」を取得

 プレミア投資法人(PIC)は26日、不動産投資信託(REIT)のための不動産投資物件として、「(仮称)三田慶大前レジデンス」(東京都港区)の不動産信託受益権取得の停止条件付契約を締結すると発表した。

 同物件周辺は、教育、ビジネスだけでなく、商店街や公共施設、病院などが数多く点在する、生活利便性、快適性の高い地域。加えて国道1号線の交差点に位置し、都営地下鉄「三田」駅から国道に接続する商店街に接面している立地性から、低層階を店舗とすることにより、比較的優位な賃料収入を見込むことができる。

 同物件は、1991年3月竣工、鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階付10階建て。土地面積は286.67平方メートル、述床面積は1,761.35平方メートルで、住宅48戸、店舗2区画となる予定。

 売り主は(株)モリモト(東京都渋谷区、代表者:森本浩義氏)で、取得価額は15億8,000万円。

 また、同物件は2004年11月竣工予定の未稼働物件であるが、竣工まで比較的短期間であること、建物診断結果についての合理的に満足を停止条件とすること、不動産鑑定士からの価格調査書などの取得等によって、譲渡実行までのリスク、マーケット変動リスクなどの低減を図っている。

 26日に信託受益権譲渡契約を締結し、停止条件が成就した場合の譲渡実行は、同年11月末日の予定となっている。

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