(株)ジェネラスコーポレーション(東京都中央区、代表取締役:渡邊 竣氏、旧・地産トーカン)は26日、同社取締役会において民事再生手続開始の申し立てを行なうことを決議。東京地方裁判所に申し立てを行ない、同日受理されたことを明らかにした。
同社は1946年に設立、不動産事業を中心に事業を展開してきたが、中核事業であるマンション分譲事業において販売数が伸び悩み、不動産取得にかかる資金の回収が予定どおりに進まず負債が固定化。所有する不動産の資産価値の激減により巨額の含み損を抱え、財務状況を圧迫していた。
さらに、2002年8月には同社主要株主であった(株)地産が会社更生法の申請を行なったことから、金融機関からの資金調達が困難となるなど、収益および資金繰り状況が急速に悪化。事業再構築および販売用不動産以外の資産売却等による借入金残高の圧縮に努めるほか、2004年以降支援先の確保を図っていたものの、最終合意に達することなく、民事再生手続を行なうにいたった。負債総額は、約233億2,300万円。