不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2004/5/10

東急リバブル、「2004年3月期決算」発表

 東急リバブル(株)は10日、「2004年3月期決算(単体・連結)」を発表した。

 当期(2003年4月1日~2004年3月31日)単体の売上高は416億8,500万円(前期比5.3%増)、営業利益42億9,400万円(同20.7%増)、経常利益42億1,100万円(同20.2%増)、当期純利益17億8,000万円(同27.0%増)となった。
 連結業績(対象8社)の売上高は426億5,300万円(同5.4%増)、営業利益は42億8,300万円(同22.6%増)、経常利益は42億1,600万円(同22.1%増)、当期純利益は18億2,000万円(同33.8%増)であった。

 増収増益となった理由について同社では、主力である仲介業における競争力強化を図るため、生産性の高い都心攻略を目的とした銀座(東京都中央区)への新規出店したことや、建売業者との企画案件や大口案件への積極的取組み、また、ソリューション事業においてファンド・企業再生案件などの新規ルートの開拓に注力したことなどをあげている。さらに、賃貸業においては、企業の業務効率化を背景にニーズが高まっている社宅管理代行業務、オーナーの保有物件の管理代行業務のストック拡充に努め、安定収益源の確保に取組んだ結果、営業利益で対前期比55.5%増の8億5,500万円を計上することとなった。

 次期については、連結営業収益431億円(前期比1.0%増)、営業利益43億3,000万円(同1.1%増)、経常利益42億3,000万円(同0.3%増)を見込むとしている。なお、中期計画に基づき、賃貸用資産を売却、資産圧縮による総資産利益率(ROA)の改善および財務体質の強化を計画しており、それにともなう売却損を特別損失として計上するため、当期純利益は▲7億円を見込むとしている。


 また、同日併せて、株主優待制度を新設することを決議したと発表した。
 具体的には、毎年9月30日現在の株主に対し、年1回好きな商品をセレクトできるギフトカタログを年1回贈呈するというもの。100~499株保有株主には3,000円相当の商品、500株保有株主には5,000円相当の商品で、12月下旬にカタログが送付される予定。2004年9月30日現在の株主名簿に記載された株主から実施の予定。

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