住友不動産販売(株)は12日、「2004年3月期決算短信(単体・連結)」を発表した。
当期(2003年4月1日~2004年3月31日)単体業績の売上高は442億4,600万円(前期比5.0%増)、営業利益は101億2,100円(同▲0.6%)、経常利益は98億2,400万円(同3.9%増)、当期純利益は55億5,100万円。
当期連結業績(対象8社)の売上高は494億6,000万円(同8.9%増)、営業利益は109億1,500万円(同3.4%増)、経常利益は107億5,400万円(同6.6%増)、当期純利益は60億3,800万円であった。
当期は、仲介業務のリテール分野において、首都圏、関西圏、地方圏ともに取扱件数が増加。ホールセール分野においても、法人案件を着実に取り込み、取扱高および収益が前期比で大幅に増加した。この結果、受託販売業務、賃貸業務で減収となったものの、国内連結子会社の収益拡大も加わり、営業収益で過去最高を計上した。
また利益面でも、営業外損益において有利子負債の削減や調達金利の低下により支払い利息が減少、金融収支が大幅に改善したことから、経常利益、純利益ともに過去最高となった。
なお次期については、仲介業務リテール分野およびホールセール分野のさらなる拡充を図るとともに、2004年1月に設立したステップ・インベストメント・マネジャーズ(株)を通じ、不動産ファンドへの出資、関連企業との提携等、仲介の収益機会拡大に努めていくとしており、連結売上高527億円、経常利益114億円、当期純利益65億円を見込んでいる。