東急不動産(株)は12日、「2004年3月期決算短信(単体・連結)」を発表した。
当期単体業績の売上高は2,191億3,600万円(前期比▲3.2%)、営業利益は207億200万円(同0.5%増)、経常利益は118億8,500万円(同8.0%増)、当期純利益は31億1,200万(同35.7%増)であった。
当期連結業績(対象45社)の売上高は5,083億3,400万円(前期比▲0.1%)、営業利益は323億3,000万円(同3.8%増)、経常利益は223億7,800万円(同9.9%増)、当期純利益は53億7,000万円(同4.4%増)であった。
同社によれば、中間決算発表時の予想よりも、マンションの売上計上減などから減益であるが、販売費などのコスト削減などにより、全体では増益となった。セグメント別では、賃貸・仲介その他など4セグメントにおいて対前年増益、分譲・請負工事・小売セグメントで減益となっている。
次期見通しについては、賃貸セグメントの増益継続などから、営業利益、経常利益ともに最高益を見込むものの、特別損失として資産売却損など170億円を計上するため、当期純利益は今期並みと予想。連結で売上高5,300億円、営業利益340億円、経常利益240億円、当期純利益50億円、東急不動産単体では売上高2,350億円、営業利益215億円、経常利益130億円、当期純利益30億円と見込む。