日本綜合地所(株)は12日、「2004年3月期決算短信(単体)」を発表した。
当期(2003年4月1日~2004年3月31日)単体業績の売上高は608億900万円(前期比28.9%増)、営業利益は58億8,600万円(同22.1%増)、経常利益は50億1,500万円(同24.5%増)、当期純利益は28億5,200万円(同26.4%増)であった。
当期は、不動産分譲事業において、従来からの都心を中心とした中小型物件に加え、ビッグプロジェクト「レイディアントシティ横濱」を供給。グランシティシリーズ等の引渡戸数が1,641戸(前期比314戸増)と拡大、売上高についても前期比29.9%増の602億600万円を計上した。
このほか、販売受託事業において、一部プロジェクトで特別目的会社(SPC)を事業主体とするスキームによる事業展開を行ない、SPCからの販売受託により、売上高1億8,200万円(同92.8%増)を計上。この結果、増収増益につながり、6期連続で過去最高益更新となった。
なお次期については、販売受託事業およびその他事業での減収を見込んでいるものの、不動産分譲事業において当期契約残高の大幅な増加と好調な販売状況から、売上高で前期比49.0%増を予想しており、全体で売上高900億円(同48.0%増)、経常利益53億円(同5.7%増)、当期純利益(同5.2%増)を見込むとしている。