大和ハウス工業(株)は14日、「2004年3月期決算短信(単体・連結)」を発表した。
当期(2003年4月1日~2004年3月31日)単体業績の売上高は1兆813億1,200万円(前年同期比3.7%増)、営業利益は493億9,000万円(同49.0%増)、経常利益は604億500万円(同97.2%増)、当期純利益は322億7,000万円。
当期連結業績(対象30社)の売上高は1兆2,246億4,700万円(同3.4%増)、営業利益は596億6,000万円(同31.8%増)、経常利益は725億9,000万円(同73.4%増)、当期純利益は372億5,600万円であった。
セグメント別にみると住宅事業の戸建住宅部門では「スローライフ」をコンセプトにしたライフスタイル提案住宅「I-wish SR」など3商品を新たに発売。集合住宅部門ではメゾネットタイプへ入居需要のシフトに対応するため「セジュール ローズコート」などを新発売。またマンション部門では「D'シリーズ」の品質管理体制強化を図った。
商業建築部門ではグループホームや有料老人ホームなど医療・介護関連施設の建築を積極的に手がけるとともに大型・複合商業施設の建築を進めた。
そのほか観光事業では「新洋風宴会」の提供、ホームセンター事業では「ロイヤルホームセンター伊川谷」(兵庫県)など新規出店するなどし、当期は、連結売上高、営業利益、経常利益ともに、前年同期比で増益となった。
なお今後の見通しとしては、通期連結で売上高1兆2,750億円、経常利益660億円、当期純利益360億円を見込んでいる。
同社では今後、CS向上のため「CS委員会」を立ち上げるほか、CSR(企業の社会的責任)の遂行を重要な経営課題と認識し、社内教育を強化するなど、企業価値の向上をめざす。