住友不動産(株)は20日、「2004年3月期決算(連結・単体)」を発表した。
それによると当期単体の売上高は4,868億8,500万円(前期比10.4%増)、営業利益は747億700万円(同9.7%増)、経常利益は506億1,200万円(同14.2%増)、当期純利益は28億8,600万円(同0.3%増)となった。
当期連結(対象27社)の売上高は5,738億6,100万円(同7.5%増)、営業利益は959億7,600万円(同8.4%増)、経常利益は659億7,600万円(同16.2%増)、当期純利益は63億2,000万円(同27.1%増)となった。
事業部門別では、不動産賃貸事業部門では、空室率の上昇による既存ビルの減収分を「泉ガーデンタワー」「住友不動産新宿オークタワー」の通期稼働や、「住友不動産本郷ビル」の新規稼働によりカバーした結果、事業収益は2,027億7,600万円(前期比97億9,700万円増)で初の2,000億円突破となり、営業利益はほぼ前年並みの526億5,700万円であった。不動産流通事業部門では、直営仲介店舗の増設や既存店舗のリニューアルを実施したほか、2003年7月に行なった物件検索システム「Myページ」導入などのIT戦略の強化により、取扱い件数・取扱高ともに過去最高を達成した。その結果、営業収益398億800万円(同22億3,100万円増)、営業利益85億3,800万円(同7億4,500万円増)となり、3期ぶりに増収増益となった。
なお、次期については、通期で売上高6,300億円、営業利益990億円、経常利益710億円、当期純利益310億円を見込んでいる。