日本ビルファンド投資法人(NBF)は21日、不動産投資信託(REIT)のための不動産投資物件として、「芝Aビル」(東京都港区)の不動産信託受益権取得を決定したと発表した。
NBFでは、同物件が地下鉄大江戸線「赤羽橋」駅、同三田線「芝公園」駅などの複数路線駅から近く、利便性、視認性が高いことや、以前に取得した「芝NBFタワー」「住友電鉄ビル」のリーシング経験からも、地縁性、賃料水準の両面でテナントニーズの層が厚いと判断。東京周辺都市部におけるポートフォリオの充実を図るべく、売り主のシーピー・リチャード・エリス・インベーダーズ・ジャパン・オフィス・ファンド・ワン(有)から67億7,000万円で取得することを決定した。
5月21日に不動産売買契約を締結、6月11日に引渡しを行なう。
同物件は、2000年8月竣工、鉄骨鉄筋コンクリート造陸屋根地下2階付き12階建てのオフィスビル。敷地面積は1,895.59平方メートル、延床面積は1万1,661.69平方メートル。賃貸可能面積は7,086.92平方メートル、テナント数は12(住宅10を含む)で、5月21日時点の稼働率は約98.6%。ただし、現在一部テナントから解約予告を受領済みで、解約考慮後の稼働率は97.9%となる見込みとなっている。