日本ビルファンド投資法人(NBF)は18日、不動産投資信託(REIT)のための投資物件として、「ダイヤ虎ノ門」(東京都港区)、「ダイヤ池袋ビル」(東京都豊島区)、「谷町恒和ビル」(大阪市中央区)、「アクア堂島東館」(大阪市北区)、「ALLIANCE(アライアンス)」(東京都港区)のオフィスビル5物件の不動産信託受益権取得を決定したと発表した。
NBFでは、2006年3月末を目処に資産残高5,000億円(物件取得価格ベース)をめざし、新規優良物件の取得を積極的に進めるべく、三井不動産グループとのコラボレーションを強化してきている。
今回の取得決定も、こうした三井不動産グループとの連携に基づくもので、「ダイヤ虎ノ門」「ダイヤ池袋ビル」「谷町恒和ビル」「アクア堂島東館」の4物件は、三井不動産におけるファンド事業とのコラボレーションによるもの。一方、「ALLIANCE」については、三井不動産グループが地権者と共同事業を企画、長期にわたってマスターリースを行なってきた物件となっている。
「ダイヤ虎ノ門」ら4物件の売り主はレゾン・プロパティ(有)(東京都中央区、代表:須貝 信氏)、「ALLIANCE」の売り主はエム・エフ・南青山プロパティ(有)(東京都中央区、代表:須貝 信氏)。
取得予定価格は「ダイヤ虎ノ門」133億3,700万円、「ダイヤ池袋ビル」46億9,500万円、「谷町恒和ビル」19億4,400万円、「アクア堂島東館」19億1,400万円、「ALLIANCE」91億2,600万円、総額310億1,600万円。
本件取得により、NBFの保有資産は45物件、取得総額は3,605億7,500万円となった。
なお、物件引渡は「ダイヤ虎ノ門」ら4物件が6月30日、「ALLIANCE」が7月1日を予定している。