米国系不動産サービスプロバイダーのジョーンズ ラング ラサール インク(JLL)の日本法人であるジョーンズ ラング ラサール(株)(東京都千代田区、代表取締役:濱岡洋一郎氏)は、「大和生命ビル」(東京都千代田区)のプロパティ・マネジメント(PM)に関する業務契約を受託、2004年7月1日より業務を開始したことを明らかにした。
「大和生命ビル」は、大和生命保険(株)の本社が入居するプライムビルと呼ばれる大型オフィスビルで、1984年竣工後、98年にはわが国最初の優良不動産の証券化で話題となったビル。2004年6月に同社へのPM業務委託を決定した。
同社によれば、今回のPM業務受託について、系列色かない独立系の総合不動産サービス専門会社に委託されたこと、プライムビルと呼ばれる都心の一等地の大型・ハイグレードなオフィスビルであること、海外と直接連携している幅広いネットワークとノウハウが評価されたことなどの面で、大きな意義があるものとしている。
同事業を行なうインベスターサービス部門は、同社の売上の約40%を占め、独自の情報管理・会計システムを駆使したサービスを提供している。今後も、投資家や一般事業会社からのアウトソーシング業務の拡充を図り、アセットマネジメント・プロパティマネジメント事業での収益拡大をめざしていく方針。
※プライムビル…延面積合計10,000平方メートル以上、基準階面積800平方メートル以上、高さ60メートル以上、竣工が1980年以降などの条件を満たした、Aグレードオフィス